戸建て

1.ホームテレホンシステム

ホームテレホンシステムは電話(FAX)とインターホンが一体となって、各部屋の電話機で受発信ができて昔は大変重宝しました。(このシステムにセキュリティーやHAシステムが合体されて壁に埋め込まれている下の写真のようなお宅も多いのではないでしょうか)
現在では携帯、スマホやSNS等の台頭で過去の遺物となった感があります。
このシステムはターミナルボックスというお弁当箱のような主装置にインターホンと電話の局線が接続され、そこから各部屋へバス配線し、それぞれの電話機が使える仕組みとなっています。

左の写真は上記ホームテレホンとガスや火災を感知するセキュリティーユニット、外から電話をかけてお風呂やエアコンを作動させるテレコントローラー、100Vの商用電源配線に信号を流し、リモートで主に照明等を制御するHA(ホームオートメーション)システムが壁に埋め込まれたフル装備のシステムです。

現在ではこのホームテレホンシステムに代わるものがないため、改修工事としては電話とインターホンを切り離してそれぞれ単独で使用しますが、電話とテレビドアホンを新しくするのであればワイヤレスアダプター接続でリンクさせて、テレビドアホン子機でも電話の受発信ができ、子機間通話もできるので大変便利です。
さらにドアホンコネクトというアプリを使えば外出先からでも応答ができます。(要ネット環境)



2.電気錠システム

電気錠システムのリニューアルは特に注意が必要です。
それは当時のメーカーの後継品があるとは限らないのと電気錠が現在は2線式が主流だからです。このため、同じタイプの電気錠があったとしても2線化変換アダプターが必要となります。

現在の電気錠システム例